dekoboko日記

発達凹凸っ子・母子分離不安・付き添い登校な日々

【発達障害に気づくまで④】はじめての発達検査(2歳)

親子教室での癇癪から数週間。

 

その後息子はお片付けのタイミングで癇癪をおこすことはありませんでした。
発語がなかなかすすまないものの、身体の動かし
や自分の興味の伝え方などが成長してきたように感じる日々。
そんな中、親子教室に通っている人が対象となった面談がありました。

初めての発達検査
現在の困りごとなどを相談するだけかと思っていたのですが、1歳半検診で受けたような検査をしてもらいました。
内容は詳しく書けないのですが、検査はK式発達検査の簡易版という感じ。
私も横に座って息子に声掛けをしながらだったので正確な数値をだすようなものではなかったのですが(本来は保護者は別室
望ましいそう)、息子が得意なところ、苦手なところがかなりわかりやすい検査結果となりました。

積み木など形を模倣するものは「画像をイメージ → 形で再現」なので視覚優位の息子はとても得意そう。
犬などが書かれたボードを見て指差しをするものは「わんわん(犬)= 犬のイラスト」と脳の中でつながらないようで、ほとんど指差しすることができませんでした。
視覚優位、そして耳からの情報処理が苦手というのは自閉症の特徴としてよく聞かれますよね。
息子も「単語」からその「物」につなげる力が弱いようでした。

検査後の面談
「先ほどの検査から得意なことと苦手なことの差が大きいように考えられます。もうすぐ親子教室の1期が終わるのですが、2期にも続けて通ってみませんか?」と保健師さんからお話がありました。
私もこのまま通いたいと思っていたのでお願いしますと伝え、「検査での内容を家でもチャレンジしてみますね。できるようになるといいんですが…」と言葉をつづけました。
すると「練習をしてできるようになっても意味はないんですよ」と苦笑いの保健師さん。
今になるとその言葉の意味がわかりますが、当時の私にはなぜ苦笑いされたのか、なぜ意味がないのかもわからず「そうなんですか…」としか答えることができませんでした。
このときにちゃんとなぜなのか聞けばよかったんですけどね(汗)
頭の中は検査の結果から「発達障害」という言葉でいっぱいになってしまい、涙をおさえるのに必死だったことを思い出します。

なぜ練習しても意味がないのか(私なりの考え)
発達検査をする意義は子供の得意なことと苦手なことを把握するためにあると考えて私は検査を受けさせています。
その結果から得意なことは「伸ばせるような環境を整えてあげること」苦手なことは「苦手なんだと周りが認識し、苦手なりにどう対処していけばよいのかを考える」こととしています。
苦手なことは「克服する」のではなく「対処する」のです。
もちろん克服できればベストなのですが、それができないから障害なんですよね。
克服することに周りが執着してしまうと、子ども本人に負荷をかけすぎることになります。
我が家の場合は子ども追い込むだけでなんの成果も得られなかったです。
なので「別の方法でその苦手なことに対処できるようにする」か、「その苦手なことに取り組まないでも生活できるように環境を整える」ようにしています。
今は子どもなので周囲からの環境調整が必須ですが、成長するにつれて子ども本人が対処方法を考えられるようになれればと思って接しています。
そのためにはやはり何が苦手なのかを把握するのって大事なことですよね。
また別の記事で過去に受けた発達検査の結果などにも触れながら、この「得意と苦手」について私の考えを書いていきたいです。