dekoboko日記

発達凹凸っ子・母子分離不安・付き添い登校な日々

【登園拒否⑤】2か月越しの登園刺激

夏の終わりに幼稚園に行けなくなり、引きこもり生活が始まって2ヶ月が経っていました。

 

相変わらず他の家族との接触は嫌がっていましたが、近所の公園に出掛けたい気持ちは出てきた息子。
ずっとNGにしていた幼稚園の話題を息子に投げかけてみました。

少しずつ幼稚園との距離を縮める

いきなり「幼稚園に行ってみよう!」ではなく、季節の話題から話を出してみることに。
どんぐり落ち始めたかな?もみじは赤くなってきたかな?
そこまで拒否感も示さずに楽しそうに会話をすることができました。
この流れから私は登園刺激を開始することにしました。

①車で幼稚園の前を通って園庭を少し眺める

②自転車で幼稚園の前に行き、1分程眺める

③全員帰ったあと、幼稚園の門にタッチして家に帰る

やはり自転車で幼稚園の前に行ったときは強い拒否感を示した息子。
しかし「入らなくていいんだよ。無理矢理幼稚園に入れたりしないよ」と行くたびに声をかけると次のステップの門にタッチする、まで行くことができました。
この3ステップだけで1ヶ月ほど。
行きたがらない日は無理をせず、息子からのアクションをじっと待つ日々でした。
それでも門に初めてタッチできた日は嬉しくて嬉しくて。
こっそり泣きながら自転車を漕いだ記憶があります。

園庭で遊ぶ

門にタッチを繰り返していたある日、園庭に先生の姿を見かけた息子。
なんと自分から行ってみたい!と幼稚園のチャイムを押しました。
いきなりのことに先生も私もとても驚きましたが、すたすたと園庭の遊具に向かって遊び始めたのです。
先生も無理に話しかけず見守ってくださり、約3ヶ月ぶりに幼稚園の敷地内にいる姿を見ることができました。

振り返って思うこと

付き添い登園中は本当にスモールステップで成長した息子。
幼稚園の門にタッチしたのはそのステップの第1段階でした。
門にタッチだけして帰るというのは親としてはもどかしい限りかもしれませんが、本人の中で幼稚園に入るための準備段階として経験値になったのではないかと思います。

引きこもりの状態から抜け出すタイミングは家族にしか判断できないと思います。
もちろん専門の医師の助言も大切ですが、毎日子どもの様子や発言を知っていないと難しいシビアなものです。
学年が上がれば上がるほど難しいのだろうなと思っています。

付き添い登校中の今もそうですが、声掛けや背中を押すタイミングって本当に難しくて。
ずっと観察→行動→反省の日々です。
なんだか会社生活でのPDCAサイクルを思い出します。
大体Doで辛くなって投げ出したくなるのですが、大切なのはCheck、Actionなんですよね。

今回の記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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