dekoboko日記

発達凹凸っ子・母子分離不安・付き添い登校な日々

【登園拒否⑥】給食だけでも

久しぶりに幼稚園の園庭に入ることができた息子。

 


それから2週間程、みんなが帰ったあとに園庭の遊具で遊ぶ日が続きました。
この時期も誘って嫌がった場合は無理に連れて行くことはせずに、本人の気持ちに沿って行動していました。

 

子どもがこわい

遊具で遊ぶことに慣れてきたところで少し背中を押してみました。
「みんながいる時間に遊びに行ってみない?」
もちろん他の子たちは教室にいて、園庭には誰もいない前提です。

この頃、息子ははっきりと「みんなと会うのがこわい」と伝えてくれていました。
先生や大人は大丈夫だけれど、同世代の子どもに対してすごく怯えてしまうようでした。
私もこの時点で他の子と交流することまで望んではおらず。
とにかく数分でも幼稚園で過ごす習慣をつけたいと考えていました。

私からの提案にOKの返事だったので、先生に電話で園庭を使える時間を確認。
翌日11時頃に幼稚園に向かいました。

 

給食が食べたい!

他の子の声が少し聞こえる度に耳を塞いでいましたが遊具で楽しそうに遊べた息子。
お昼になったので帰ろうとしたところ、担任の先生が「給食食べていく?」と声をかけてくれました。
私は強く拒否するだろうなーと思ったのですが、少し考えてから食べたい!の返事。
私も先生も予想外の嬉しい反応に、過度に喜びをださないようにして淡々と「そっかそっか。じゃあ空き部屋に行こうか!」と移動を開始。


ここで過度に喜びすぎると相手の意に沿いたくないという息子の特性から拒絶される可能性が高かったのです。
この特性には今もかなり悩まされています。

 

普段使われていない部屋に給食を用意してもらい、食べることができました。
しかもこの頃家では私が食べさせないと食事をしなかった息子が1人で食べることができたのです。
私も先生も嬉しくて嬉しくて、食べることができた息子をたくさん褒めました。
この「給食が食べられた」という経験は息子にとって大きい成功体験になったようで、その後も給食を食べることを目標に幼稚園に通いたいということが増えていきます。

この時期の家での様子

この頃は家でも少し落ち着いた様子で過ごせていました。
他の家族とも遊ぶ時間が増え、私がお風呂に入る間は離れることもできるように。
それでも食事は全介助、身辺自立はすべてできないままでした。

実はこの身辺自立ができない部分は今も悩みの種のままです。
いつまでこの生活が続くのか辛くなることが時々あります。
オムツはずしも、着替えの仕方も、お風呂の入り方も、教えたきたことはすべて無駄だったのかと悲しくなる毎日。
この内容については何箇所か相談しているのでまた別記事にまとめたいと思っています。

 

読んで下さりありがとうございました。