dekoboko日記

発達凹凸っ子・母子分離不安・付き添い登校な日々

【発達障害育児】息子の偏食ヒストリー(7歳まで)

我が家の息子はかなりの偏食。

 

最近はピザと納豆ごはんのみで生活しています。もちろん最初から偏食の改善を諦めていたわけではなく、世間で良いと言われる対応は色々してきました。そんな息子の偏食履歴を離乳食の頃からご紹介していきます。

 

離乳食開始~1歳半
離乳食は比較的よく食べるほうでこの頃はだしたものは全て食べる子でした。
おかゆも野菜も吐き出すことなく、市販のものでも手作りのものでも食べてくれていました。

1歳半~2歳半
固形物も食べるようになってきた頃。
特に納豆と魚が大好きで和食中心の食生活をおくっていました。
第一子ということもあり、私も好き嫌いのない子に育ってほしいと野菜も満遍なく食事にだしていました。
「子どもの食の好みは親の努力で決まるもの」なんてとんでも勘違いをしていた頃です…。

2歳半~4歳
この頃一番仲の良かったお友達が野菜大好きな子でした。
私もそれに触発されてオリーブオイルで焼いただけの人参、茹でただけのブロッコリーなどを息子に食べさせようとよくわからない努力をしていました。
息子も食べようと口には入れるものの匂いや食感が嫌だったのでしょう、咀嚼しては吐き出すように。
それでもまだこの時期はチャーハンに野菜がはいっていても食べたし、オクラ納豆なども大好きで野菜も摂取できていました。

4歳~5歳
どんどんと食べられるものが減っていった時期です。
野菜は細かく刻んでいても食べられず、お肉も食感が嫌だとどの種類も食べなくなってしまいました。
「好き嫌いは親の責任」とまだ思っていた頃なので、ネットで解決方法を探してどんどん試していきました。

  • 型抜きを使って見た目を可愛くする
  • 好きな車やキャクラターのピックをさす
  • 家で食べるときもお弁当箱に詰めてピクニックごっこをしてみる
  • 野菜を自分で育て収穫する
  • 一緒にお料理をする
  • 食べられるものを1品いれた献立表を毎日作成(給食表みたいなもの)

などなど。よさそうなことはとにかくチャレンジ。
それでも息子は食べることなく大泣きで食事が終わるのがいつものパターンになってしまいました。

「食べなければあげなくていい。お腹がすけば野菜でもなんでも食べる」
「結局好きなものをあげてしまうから偏食になる。親の責任」


なんて言葉、ネットでよく見かけます。
私もそれを信じてかなり厳しく息子に怒ってしまっていました。怒っても食べるようになんてならないのに。
毎日食事の時間がくるのが苦しく、正直追い詰められていました。
息子は結局低血糖になってしまい病院に行ったこともあります。
本当にかわいそうなことをしたと今でも後悔している経験です。

でも同じように苦しんでいるお母さんと子どもさんってたくさんいるんじゃないかな?
私は周りにも相談したり本もたくさん読んで、自分なりに「食事に関してはこうしていこう」と決めることでこの暗黒期を脱することができました。

5歳~現在:偏食を極める息子
息子は偏食を極めています。
やはり普通の好き嫌いでは済ますことのできないこだわりからくる偏食なのだと最近になって痛感しているところです。

まずはまったのがオムライス。
毎日夜ご飯はオムライスを要求し、2ヶ月ほど食べ続けました。
もちろん玉ねぎや鶏肉などは入っていないプレーンなオムライスです。
そしてその次は納豆ごはん。ひきわり納豆指定でした。
これも2〜3ヶ月食べ続けた息子。
私も好きなものだけ食べさせようと心に決めたので、ぶれることなく同じものを出し続けました。
その後は韓国のりごはん・ケチャップパスタ・ホットケーキと経て、この夏休みはお昼はピザ、夜は納豆寿司で毎日過ごしています。

手作りのものを食べてもらえない辛さ
息子の偏食の基礎となっているのが「変化が苦手」というところです。
ローソンのからあげくんは好きだけど、私が作ったチキンナゲットは食べられない。
マクドナルドのハンバーグは食べるけど、私が作ったハンバーグは食べられない。
最初は手作りのものを食べてもらえないことが辛くて仕方がありませんでしたが、息子にとっては「味も見た目も変わらない」というところがキーポイントだったようです。
私が例え毎日同じ材料・レシピ・見た目で作っても息子にとっては何かが違うと認識してしまうようで…。
この感覚は5歳半頃から徐々に強くなり、今はオムライスは全く食べてくれなくなりました。
納豆ごはんなどは絶対に味が変わることないですもんね。
手作りのものを食べてもらえないのは母親にとって辛いことですが、それよりも息子と楽しい食事の時間を今は優先していこうと心に決めて過ごしています。

好きなのものだけを与え続けるということ
もちろん好き嫌いなく過ごすのが1番だと思っています。
私自身好き嫌いがないので息子の感覚についていけなくなるときもあります。
しかし偏食に悩む中で読んだ本に書いてあった言葉

「あえて偏食をなおす必要はない。好きなものを好きなだけ食べるのが1番健康にいい」

この言葉を手帳に書き留めて何度も読み返しています。

好き嫌いや偏食に対する私自身の価値観、また周りからの言葉に今のままでいいのかと悩むことも少なくありません。

でも自分の中で育児の芯をもつことが大切だと思うので、私は上記の言葉を食事の指針として過ごしていこうと決めています。

ただ苦手な食べ物へ挑戦するきっかけは作り続けるつもりです。
一緒に料理をしたり、野菜のレシピを自分で考えたり、野菜を育てるなど。
自分が育てた野菜を家族に食べてもらうのは大好きなようです。
本人が辛くなりない範囲で色々な食べ物に触れる機会は作るように意識しています。

同じように悩んでいる方へ
偏食への対応に正解はないと思います。
工夫して工夫して偏食を克服しようとするのも大切です。
本人の意思を尊重して楽しく食事をすることを目標とするのも大事ですよね。
偏食っ子をもつ家族にしかわからない大変さはたくさんあると思います。
周りの意見に惑わされず、でも参考にできることは心に入れていけるといいですね。
私もこれからも精進していきます!

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

読んでくださりありがとうございました。

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